離婚したほうがいいのか 離婚の話し合い 離婚準備

離婚が子供に与える影響とはどのようなもの?

離婚が子供に与える影響は親が考えるよりも深刻なものである場合もあります。

中には親の離婚もさほど気にする様子もなく、ひょうひょうとしている子供もいれば、心に深い傷を負う子もいます。

子供に離婚の事をどこまで説明して良いのか悩んでいる方もいるでしょう。なるべく子供の心への影響を少なくするためには子供との会話が必要です。

それでは離婚が子供に与える影響と、子供の心に深い傷を負わせないために何かできる事があるのか一緒に考えていきましょう。

離婚が子供に与える影響

何かしらの依存症になる可能性

薬物(ドラッグ)、アルコール、タバコ、パチンコ等のギャンブルなど、何かしらの依存症になる可能性があります。

離婚が原因で親に捨てられた。親は自分の事をきちんと考えてくれなかった。と思ってしまうと自分は親から愛されなかったという思いが強くなり。常に誰かに愛されていたいと中学や高校の早い段階から異性に依存する可能性もあります。

彼氏や彼女の家に入り浸りになってしまうのも常に愛されていたいという気持ちや寂しい気持ちの表れです。セックスを繰り返すことで若年妊娠をしてしまうと大変ですので心のケアが必要です。

子供が結婚した際の離婚率が高くなる

離婚した両親を持つ子供が結婚した場合、離婚していない両親を持つ子供に比べて離婚率が約3倍になったという調査もあるようです。

両親の離婚を経験することで「結婚は大変だ」「結婚はずっとは続かない」というように結婚に対するマイナスなイメージがついてしまうと自分が結婚しても離婚という選択肢が常にあり、結果として離婚を選択してしまう場合もあるようです。

心のケアが必要になる場合がある

精神科を受診した子どもを調査したところ、親が離婚した子どもは、一般の子どもと比べて、患者数が約2倍というデータもあるようです。

中には強いストレスから夜尿症になったり、友人にも心を閉ざしてしまったケースもあるようです。

特に転校や引越しは思っている以上に子供にストレスがかかりますので子供の心のケアが大切です。

子供へ離婚を伝える時の注意点

嘘をついたり簡単に説明しない

子供だから離婚の話をしてもわからないだろうと思ってはいけません。子供は親の様子をしっかり見聞きしており敏感に感じているのです。

また、子供が小さいからと離婚の事実を伏せておくのもおすすめできません。子供が3歳以下の乳幼児であれば話は別ですが、ある程度の会話ができる年齢でしたら嘘をつかずにきちんと説明をするほうが良いでしょう。

嘘をついた場合に、後で嘘をつかれていたと子供が思った時のショックは大きく心に深い傷を残す可能性があるからです。

事情をきちんと説明する

両親が離婚した子供の中には離婚について「きちんと説明をしてほしかった」と思っている子供もいるようです。

具体的には、なぜ離婚するのか?離婚したら生活環境がどう変わるのか?などを分かるように説明し、子どもの気持ちを十分きいたうえで子供の気持ちに配慮をすることが大切なのです。

転校や引越しをしなければならない場合は子供にとって大きな問題です。友達や慣れた学校や地域と離れることは強いストレスにもなります。

子供がどうしても転校や引越しをしたくないと主張した場合はできる限り配慮をすることも大切なのです。

両親のどちらと暮らすかを選択させる

お父さんとお母さんとどちらと暮らしたいか?という選択で苦しんだ子供もいるようです。

どちらかの親にDVなど子供が親から離れたいという特別な事情があれば別ですが、お父さんもお母さんもどちらも好きな場合はどちらと暮らすか子供は選ぶことができず、とても重たい選択をさせられたと心に深い傷を負う場合もあるようです。

裁判まで親権を争う場合は子供の意思も重要になってきますが、どちらと暮らすのかという選択は子供には重たい選択だという場合もある事を考えておきましょう。

配偶者の悪口を言わない

どれだけ酷い親でも子供にとってはかけがえのない両親です。夫婦は離婚をすれば他人ですが、子供と親の関係は切れることはありません。

配偶者の悪口を言うことは子供にとっては自分の事も否定されたような気分になる場合もあるのです。

また、両親が離婚した子供の中には「父親の悪口だけは聞きたくなかった」と思っている子もいるのです。

あなたがどれだけ酷い事をされても子供の前で配偶者の悪口は言わないように気をつけましょう。

子供の年齢と離婚の時期

子供が中学生や高校生の受験期の場合は離婚はなるべく避けたほうが良いでしょう。

両親の離婚という事実は子供にストレスを与えます。受験勉強が手につかなくなり志望校に入れなかったという子供もいますので離婚の時期は慎重に検討しましょう。

しかし、両親が不仲だったり浮気をしていたり、DVやモラハラが日常的に行われているような環境の場合は逆に離婚をすることが子供のためになる場合もあります。

子供から見て両親がそれほど不仲と思っていない場合は、子供の受験期に離婚をするということは避けたほうが良いのかもしれません。

離婚を考えている事を伝えると「大学卒業まで離婚は我慢をしてほしい」と子供から言われ、大学卒業まで離婚をしなかったという夫婦もいらっしゃいます。

子供が離婚を予想しているかどうか

両親が毎日のように大ゲンカをしていたり、両親のどちらかが浮気をしていたり、DVやモラハラがあったりする場合には「早く離婚をしてほしい」と子供が思っている場合もあります。

両親のどちらかが子供にも暴力を振るっていたり食事を与えないなどのネグレクト行為があるような場合はすぐに子供から引き離したほうが良いでしょう。

このように子供から見て両親の不仲がはっきりわかる場合は離婚を伝えても衝撃は少ないようです。

しかし、子供から見て両親が不仲だと思っていない場合は離婚を伝えることでの衝撃は大きく「嫌だ」と泣いて離婚を拒否する場合もあるでしょう。

夫婦の仲は悪くても子供と父親、子供と母親のそれぞれの関係性が良好である場合は離婚によってどちらかの親と離れることになりますので「みんなで一緒にくらしたい」と嫌がる子供もいるのです。

親の愛情を常に感じることができる状態を心がける

これまで離婚が子供に与える影響を説明しましたが、実際にあなたの子供がどのように感じるかは子供によって違うものですし予想できるものでもありません。

両親が離婚をしていなくても上記のような症状がでる子供もいるのです。親が離婚したからといって、ひとり親の子供が全員かわいそうな環境なのかというとそれも違います。

大切なのは親の深い愛情を子供に与えることだと思います。子供の「存在」自体を認めて褒めることで子供は親に愛されていると感じることに繋がるでしょう。

ぎゅっと抱きしめて「あなたがいるだけでお母さんは幸せよ」と伝えてあげましょう。

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