離婚の話し合い

性格の不一致で離婚はできるの?気を付けるポイントは?

幸せな結婚生活を望んで結婚した二人ですが、結婚生活が長くなってくると、最初はお互いに相手に合わせていたり、気を使っていたことも、自分の我を通したり、自分の素直な意見や思っている事を相手に伝えるようになることで、すれ違いが生じてくるものです。

それでは、下記のような「性格の不一致」でできた夫婦間の溝が深くなり、離婚をしたいと考えた時にどのような事に気をつけたら良いのでしょうか?

一緒に確認をしていきましょう。

・配偶者との金銭感覚の違いに我慢できない
・子供の教育方針の違いの差が大きい
・スキンシップの差に違いがある
・時間の使い方に違いがある
・会社や友人との飲み会の頻度

離婚の理由で1番多い性格の不一致

日本の離婚理由で1番多いとされているのは「性格の不一致」です。

正確の不一致と一言でいいますが、内容はそれぞれの夫婦によって全く異なるものです。

不倫、DV、モラハラ、借金、セックスレス等の決定的な離婚理由がなく、小さな不満の積み重ねや、夫婦生活において一緒に暮らしていくことに我慢ができなくなり離婚に至った場合は、離婚理由を性格の不一致と回答する場合が多いでしょう。

協議離婚はどんな理由でも離婚できる

正確の不一致を理由として離婚ができるのかと心配される方もいると思いますが、協議離婚の場合は妻と夫の二人がお互いに離婚に合意し、子供がいる場合は親権者を決めて離婚届を提出することで離婚が成立します。

お互いに離婚に合意すれば離婚の理由はどんな理由でも離婚が成立するという事です。

相手が離婚に同意しない場合

相手が離婚を拒否する場合には、離婚することはかなり難しい状況です。

配偶者が離婚を拒否して、離婚の話が全く進まない場合は、家庭裁判所に離婚調停を申し立て、調停の場で二人で話し合うことも一つの方法です。

離婚調停は、二人の間に調停委員さんが入って話し合いをすすめてくれますが、基本的に夫婦二人の話し合いであることに変わりはありません。

調停という状況になって、「こんなに大事になるくらいなら、、、」と、離婚に合意してくれる配偶者もいますが、調停になっても絶対に離婚をしないという意思が動かない配偶者もいます。

相手が離婚に同意してくれない状況では離婚は成立しないことになります。

調停がダメなら裁判!?

配偶者が調停でも絶対に離婚はしないと、断固離婚を拒否し続けた場合は、調停が不成立となります。

その場合は、離婚訴訟(裁判)を起こして配偶者に離婚を求めるかどうか?ということになりますが、性格の不一致は法定離婚事由に該当しないため、離婚は簡単には認められません。

性格の不一致を理由として裁判で離婚が認められるには、長期間の別居をしている、子供が大きくなった、実質的に夫婦関係が破たんしていること等、多くの条件や事情を考慮する必要があります。裁判で離婚が認められることがありますが、多くの時間を要することでしょう。

離婚条件で交渉をしてみる

相手が離婚を拒否しているけれど、どうしても離婚をしたい場合は、財産分与や養育費等の離婚条件で交渉するのも一つの方法です。

配偶者が離婚を拒否している状況では離婚が成立しませんので、離婚に同意してもらえるように相手が有利になる離婚条件を出して「今」離婚をしてくれることが条件だよ。と交渉してみるのも一つの方法でしょう。

自分で交渉するのが難しいようでしたら、弁護士さんに二人の間に入ってもらうのも選択肢の一つですね。

離婚ができないからまず別居する

裁判で離婚が認められるように、別居をして別居期間を長くしよう!と、別居に踏み切る方もいるかもしれません。

しかし、別居となると夫は婚姻費用の支払いが発生しますし、子供と一緒に暮らす妻は児童扶養手当が貰えなかったり、保育園の入所も母子家庭として審査をしてもらえない事もあります。

そう考えると、夫婦お互いにとって別居をするメリットよりもデメリットのほうが大きくなることもありますし、このような状態で数年別居生活を続けることはおすすめできません。

離婚してくれないなら別居と安易に選択することのないように考えていきましょう。

どうしても離婚をしなければなりませんか?

生まれも育ちも違う男女が一つ屋根の下で暮らすという状況は、意見の違いや考え方の違いが全くないほうがおかしなくらいです。

今、あなたが離婚をしたいと思っている理由は、誰が配偶者でも抱えてしまう問題ではないでしょうか?

実は相手に原因があると思っていても、自分の価値観や考え方が原因である事もあります。

離婚をしてから「やっぱり離婚しなければよかった」となっても後の祭りですので、自分が離婚した!、離婚しか道はない!と考えている理由をしっかりと深掘りして後悔のない選択をしましょう。

察してほしい妻と察せない夫

男女の脳の違いにより、どうしても男性脳と女性脳では優先して考えること、優先して視界に入るものが違ってきてしまいます。

妻はちょっとした態度の違いや言葉の違いで察してほしいと考えますが、夫はそのちょっとした違いでは察することができず、具体的にしてほしい事、やめてほしい事を教えてくれないとわからない。というような状況は珍しいことではないのです。

夫婦はどれだけ共通することがあるのか?ではなく、どれだけ相手を理解しよう、大切にしようという気持ちがあるかどうかが大切な事ではないでしょうか。

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