離婚したい 離婚準備

離婚のタイミングはいつがいい?ケース別に詳しく解説

離婚をしようと思っても、子供がいたり引越しが伴う場合は離婚のタイミングも考えたいところです。しかし、あまり離婚のタイミングばかり気にしていてもなかなか離婚に踏み出せなくなってしまうこともあるでしょう。

子供のこと、仕事のこと、引越しのこと、色々なことを考えたり決めたりしなければならないのが離婚です。

では具体的に離婚のタイミングはどのような時が良いのでしょうか?この記事ではケースごとに離婚に適したタイミングはどのような時なのかについて詳しく解説をしていきます。

子供が小学生以上の場合

離婚のタイミングで一番に考慮しなければならないのは小学生以上の子供がいる場合です。

子供を転校させなければならない時は下記のタイミングに合わせての引越しを検討しましょう。

・夏休み、冬休みの長期休み
・学年が変わる春休み
・小学校⇒中学校⇒高校 進学のタイミング

特に小学校高学年や中学生の場合は転校を拒否する子供もいますので、子供の意向を尊重しながら慎重に引越しのタイミングを見極めることも重要です。

高校は基本的に転校はできませんので引越す場合は子供が学校に通える範囲内での引越しを検討しましょう。

なるべく子供の環境を変えたくないと考え、学区内での引越しを検討される方もいますが、学区内という限られた範囲内で賃貸住宅を探すのは難しいという側面もあります。

学区内で住居を探すなら、築年数や駅からの距離などある程度の条件は妥協することも必要かもしれません。

持家を売却する場合

持家を売却する場合は実際に買い手がつく前に引越しをされるケースが多いでしょう。

引越しを先にするからといって、そのまま離婚届を出すことはおすすめしません。なぜなら、売却して得た利益は夫婦の共有財産になりますので財産分与の対象となるからです。

よって、持家の売却がある場合は家が売れて売却後の手続きも終わり、売ったお金を夫婦で分配してすべて終わってから離婚届を出すのが良いでしょう。

もし離婚届を先に出すのであれば、離婚公正証書を作成して財産分与について取り決めをすることをおすすめいたします。離婚公正証書で持家を売却した後のお金の分配方法について細かく約束をしておくと離婚後のトラブル防止に役立つでしょう。

専業主婦やパート主婦の場合

専業主婦やパート主婦の方は、離婚後に自分で働いたお金で生活をしなければなりませんのでまずは仕事を探すことから始めましょう。

仕事を探すことと並行して進めていただきたいのは、離婚後の生活設計です。1ヵ月に生活費としていくら必要なのか?という計算をしっかりとして離婚後の生活の見通しを立てることが重要です。

仕事を見つけたら、しばらくは週に2~3回やショートタイムで働いて、まずは仕事に慣れていきましょう。徐々にシフトを増やしていき、フルタイムで働けるようになってから離婚や別居ができると離婚後の生活をスムーズに始めることができるでしょう。

DVやモラハラがある場合

DVやモラハラが日常的にある場合は、タイミングを見計らっている場合ではありません。まずはあなたの心と体の健康と子供の安全が第一です。

まずは下記の窓口に相談をしましょう。

〇DV相談ナビダイヤル
0570-0-55210
※最寄りのDV相談支援センターにつながります。

シェルターや一時保護施設等にすぐに入れるようなら、そのタイミングですぐに家から出ることをおすすめいたします。

子供の学校が学期の途中だったり、ペットを飼っている場合は手放す必要があるかもしれませんが、DVやモラハラで悩んでいる方は、配偶者から離れるチャンスがあればその時に行動することが良いでしょう。

配偶者の不倫が発覚した場合

配偶者の不倫が発覚して、もう離婚をしたいと思った場合にすることは不貞行為の証拠をしっかりと押さえることです。

不貞行為が原因で離婚をする場合は、配偶者からも不倫相手からも慰謝料をもらうことができますし、離婚の条件も有利にすすめることができます。

慰謝料を請求するためには、不貞行為の証拠が必要です。配偶者の性格にもよりますが、はぐらかしたり逆ギレをするような場合は不貞行為の確実な証拠がなければ慰謝料請求から逃げる可能性もありますので証拠はしっかりと押さえておきましょう。

慰謝料請求をする場合は、示談書を交わして配偶者、不倫相手双方から慰謝料を受けとった後に離婚届を提出するのが良いでしょう。

夫の定年が近い場合

夫の定年が近い場合に財産分与として気になるのが退職金です。退職金は未来のお金ですので、実際にもらえるかどうかはその時になってみなければわかりません。

離婚の時期が退職に近ければ退職金は貰える可能性が高いと判断され、離婚時に財産分与として将来の退職金からの分与を約束したり、離婚する時にある夫婦の共有財産から退職金分として先にもらって離婚をする場合もあります。

夫の定年が近い場合は、退職金の一時金をもらったタイミングで離婚をして一時金から分与してもらうという方法もあります。

退職まで10年以上ある場合は離婚時に財産分与として退職金の分をもらえない可能性もありますので注意が必要です。

心が限界の場合は無理をしない

これまで離婚のタイミングについて解説してきましたが、あなたの心が限界の場合は無理をしてはいけません。

心の健康はこれから何をするにも大切ですし、子供にとってもあなたが笑顔でいることが大事です。また、仕事をするとなると一定のストレスが発生します。仕事のストレスに耐えるにはまずは心の安定が必要です。

配偶者と一緒に生活することで、もう心が悲鳴をあげているようなら早めに配偶者から離れることを検討しましょう。先に別居をするということも一つの方法です。

タイミングは検討しすぎでも機会を逃してしまいますので「今」と決めたタイミングがあなたにとって最適なタイミングでもあるのです。

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