配偶者から突然「離婚をしたい」と言われたら。。。
頭は真っ白になり食事も喉をとおらず眠れない日々が続くことでしょう。
離婚は夫婦がお互いに同意をして成立するものですから、どちらかが離婚を拒否している状況では協議離婚は成立しません。
配偶者から離婚の話があっても、まずはご自身の心と体を整えて、冷静に考えて対処していくことが必要です。
では離婚をしたいと言われたらどうしたらいいのか?一緒に考えていきましょう。
夫婦の関係はどうだったか?
まず大事なポイントは配偶者が離婚をしたいと言ってきた直前までの夫婦の関係です。
夫婦の関係が良好であったか?夫婦の関係が上手くいっていなかったのか?によって離婚をしたいと考えた配偶者の気持ちは異なるものです。
夫婦の関係が良好だった場合
前日まで仲良く過ごしていたし、先月は一緒に旅行にも行っている。先週は家族でショッピングモールに行った。
このように夫婦の関係が良好で、配偶者が離婚を切り出してきた理由が全くわからない場合は配偶者の不倫が疑われます。
不倫相手から離婚を迫られて突然離婚を口にしたのかもしれません。
まずは配偶者の行動で怪しいところがなかったのか振り返ってみましょう。
下記のような行動があった場合は不倫の可能性を考えて良いでしょう。
・スマホのパスワードを急に変えた
・残業や出張、休日出勤が増えた
・友人や会社の同僚との飲み会が増えた
・夜にコンビニに行くと言って外にでることが増えた
・オンラインゲームにのめり込むようになった
ここ数ヵ月配偶者の元気が無かった
離婚を切り出す数ヵ月前から配偶者の元気がなく、落ち込んだりどんよりした感じが続いていませんでしたか?
もしかすると精神的に追い詰められて心の元気がなくなっている状況かもしれません。
仕事で上手くいかない事があり、家でもちょっとした夫婦喧嘩などがあると一気にメンタルバランスを崩してしまう方もいます。
メンタルバランスを崩して、自分の殻に閉じこもってしまうと「一人になりたい」「離婚するしか道はない」と思い込んでしまう場合もあります。
この場合はまずはメンタルバランスを整えることが大切ですが、自分から心療内科やカウンセリングに行くという選択をしない限りは難しいかもしれません。
すべては離婚することで上手くいくと考えるようになっている場合は「離婚をしてくれない」「いつになったら自由にしてくれるの!?」と症状が悪化してしまう可能性もありますので離婚を回避することは難しいかもしれません。
下記のような場合は配偶者のメンタルバランスが原因かもしれません
・家での口数が少なくなった
・とにかく毎日元気がない
・ゲームや本など趣味も全く手についていないようだ
・睡眠が十分ではない様子
・「一人になりたい」とよく言っている
夫婦の仲は上手くいっていなかった
数年単位で夫婦の仲が上手くいっていないと感じていた場合は、配偶者がずっと前から離婚を計画していた可能性があります。
この場合は配偶者が大なり小なり何度か「離婚」や「別居」について過去に口に出したことがあることが多いです。
また、配偶者が不満を数年にわたって我慢して、気持ちが爆発したというケースもあります。
振り返ってみると配偶者から「〇〇はしてほしくない」「〇〇はしてほしい」等の要求が小さいながらもありませんでしたか?
小さな不満をコツコツ溜めてしまうタイプは、自分の要求をあまり主張しないので相手がそんなに不満に思っていると気付かない事もあります。
この場合は、配偶者が不満に思っていることを引き出し、こちらの生活や行動、言動を改めることで夫婦関係が改善する場合があります。
とにかく冷静になって相手の気持ちをきちんと聞くことが大切です。
まずは冷静になる
離婚を切り出された時にまずあなたがすることは冷静になることです。
離婚をしたいと言ってきた配偶者に、感情的になってこちらの気持ちを伝えても意味がないどころか、「あぁ。やっぱり自分の事ばかり考える人なんだな」と思われてしまい、余計に離婚の意思が固くなってしまうこともあります。
離婚を切り出された直後は「驚いていてちゃんと話せる状況ではないので時間がほしい」と伝え、まずは自分が冷静になる時間を作りましょう。
感情的に気持ちを話さない
離婚をしたいと言われて色々な感情がめぐってくると思いますし、言いたい事や相手を責めたい気持ちにもなるでしょう。しかし、それを口にしたところで相手には響きません。
下記のような言葉は言わないように気をつけましょう。
「突然離婚をしたいとか頭おかしいんじゃない!?」
「こっちだって思っていることや不満はたくさんあるけど離婚しないで我慢してたんだ!」
「あなただって〇〇の時に××したじゃない」
離婚したい理由を冷静に聞く
あなたも離婚を考えていたなら、離婚には同意して、条件の話し合いに進めば良いですが、離婚をしたくない場合は配偶者が離婚をしたいと思った理由をしっかりと聞きましょう。
夫婦関係を戻したいと考えるなら、配偶者が離婚をしたいと思った理由を解消する必要があります。
そのためには離婚をしたいと考えた経緯や出来事など、出来る限りたくさん相手に話をしてもらうことが大切です。
なぜなら、相手が話している内容に夫婦関係修復のヒントがあるからです。
相手に話をたくさんしてもらうためには「聞く」ことに徹することです。
途中で話を否定されたり、こちらの話をかぶせてしまうと「あぁ。やっぱりこの人に話をしても無駄だな。。。」と話すことを諦めてしまいます。
冷静にきちんと相手の話を聞く。相手にたくさん話してもらう。
この二つが夫婦関係修復にはとても重要です。
カウンセラーを利用する
相手がどんな気持ちでいるのか?離婚したいと考えた本当の理由は一体何なのか?関係を修復するにはどうしたら良いのか?
こういった事はカウンセラーに相談するのが良いと思います。
どうしても当事者のあなたは自分の気持ちや思いがありますので、自分の視点で判断をしてしまいがちです。
カウンセラーはお話をお伺いして客観的にお二人の関係を確認して、修復に向けてどのような行動が良いのかアドバイスができるので是非お問い合わせください。